感動する！数学

♡2016年読んだ本48冊目♡

ジャンル 数学 科学

媒体 Kindle Unlimited

感動する!数学 (PHP文庫)

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桜井 進
PHP研究所
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知的好奇心をくすぐられたくて面白ろサイエンス系の本を探してて選んでみた。もう情報量が多過ぎてメモが溢れかえってしまった・・・。もうちょい初級レベルのところから、小学生向けくらいから読み直してみようかな。面白いキーワードがたくさんあったので、その1つ1つを掘り下げているような本。フィボナッチ数列の植物だけを集めた標本とか、そういうの。

 

それにしても数って本当に面白いなぁ。まさか音楽と関連が強かったなんて、ピアノを長年やってた私でも全然わからなかった。数学者に音楽の分野に貢献した人も多かったことがわかってなんだか物凄く親近感わいた（おこがましくも）。

 

数学者の名前もたくさん出て来て誰が誰だかなので、機会があれば1人1人自伝的なものにも触れられたらいいなぁ。映画とかも探せばいろいろあるだろうな♪

 

 

<<メモ>>

・0を発見したのはインド人。でも日本人が昔から使ってたそろばんにはちゃんと0があるし、フランスなどの80=20x4と20進法で表現する国に比べて日本は10進法を使っていたので数学のレベルは高かった。

・ピタゴラスの定理(三平方の定理　直角三角形 a2+b2=c2)

 

・0の「れい」はファジーさが残る、「ゼロ」は絶対に「無い」という状態で、2つの言葉に分けている日本はやはり数学センスが高かった。

 

・ジョン・ネイピア 対数の概念を用いた人

 

・神童ガウス　数学だけではなく音楽、神学、言語学、天文学、物理学にも長けていた。19歳でコンパスと定規を使って57角形を作図する方法を発見。またSn=1/2n(n+1)の法則を見出した(例えば、1-100までの数を全部足しなさいという例のパターンを見つける数式のようなもの)

 

・完全数　自分以外の約数を足すと自分の数になる（例：6=1+2+3、28=1+2+7+1+14）現在でも23個しかない

 

・友愛数　220と284、自身をのぞいた一方の数の約数の差と他方の約数の和に等しくなる組。『博士の愛した数式』で家政婦の誕生日が2月20日、博士の腕時計のナンバーが284でも取り上げられた。フェルマー、デカルトも1個ずつしか見つけられなかった) 。現在では550組発見されてる。Amicable number 親愛数とも言われてる

 

・婚約数　友愛数の定義から1を引いた数の組。48と75。発見されてる婚約数は全て偶数と奇数のペア。

 

・社交数　友愛数を3つ以上の関係にしたもの。4つ、5つはあるが3つはない

 

・素数　法則がないが「1より大きなすべての整数は素数であるかいくつかの素数の積で表されている」

 

・黄金比　ヨーロッパでは古くから究極の美の比率として魅了しつづけていた。1対1.618... およそ5対8。例えばミロのヴィーナスは足からおへそが8、そこから頭までの長さが5、腕などの細かい部分にも適応されている。自然界でもオウム貝や猫くらせん、ひまわりの種の配列、松ぼっくり、つくし、にも存在している

 

・√2で定義されてるものが日本には多い、A4、B5用紙サイズ、丸太の切り方等

 

・ポントリャーギン　ロシアの数学者 8次元までを盲目でありながらも定義した。世界の幾何学を構築した人。オイラーも計算し過ぎで片目を失明した

 

・数学者で音楽の道でも活躍した人が多い。オイラー（オイラー音律）、ケプラー（ケプラー音律）、ジョセフ・フーリエ（シンセサイザーを誕生させｓた「フーリエ解析」）等

 

・宇宙と数学　粒子を粒ではなく「弦」であると考え数の理論を素粒子に結びつけてる。映画でも数と宇宙を繋げているストーリが数々ある。「コンタクト」宇宙科学者カール・セーガンの原作　ノイズだと思ってた宇宙の電波を2-101まで素数を表していることがわかり知的生物の存在を確認。「未知と遭遇」スピルバーグ

 

・フェルマーの最終定理を証明したコーツ教授は源氏物語が大好きだった。その証明には谷山豊や志村五郎、岩澤健吉等の日本人数学者も助けとなっている。

 

・オイラーの公式　無限の世界を証明するものの一つ。

 

・フィボナッチ数列　対数らせん、ひまわりの黄金比等

 

・超越数　eやπ　他の数から産み落とされた数ではないもの

 

・実数　目に見える数（0,1, 2,等)。目に見えない数はイマジナリーナンバー i 。

私がホストに堕ちたワケ ～愛はお金で買えますか～

♡2017年読んだ本2冊目♡

ジャンル　ノンフィクション

媒体 Kindle Unlimited

私がホストに堕ちたワケ　～愛はお金で買えますか～

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(2014-09-24)
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久しぶりにKindle Unlimited熱上がってきてる。12月は結構落ち着いてたはずなんだが、今年に入ってすごい早さでいろんな本漁りまくってる。スマホ用のアプリがアップデートされて更新、検索が楽になったせいもあるかも？

 

この本は後から調べたらブログから書籍化されたものらしい。

ノンフィクションが読みたくて、タイトルに引かれて読んでみた。何かに依存して堕ちて行くっていう話はたくさんあるんだけど、文章力と会話文の多さが妙なリアル感漂わせてて、物凄いボリュームなのに一気に読了した。興味本位に手を出したがどんどん引き込まれてしまった。「もう、この子どうなるの？本当に大丈夫？」という気持ちと「そもそも何でこんなに依存体質なの？これまでどんな壮絶な過去があったの？」と探るように読み漁った。本人だって身も心も売ってまでホストに何百万、何千万貢ぐなんて、正しいことだなんて思っていない。「彼女をそうさせるものって何」と答えを見つけるように最後まで読んだ。

主人公のさなは、摂食障害が高校生の頃からあった。それ以外では特に虐待を受けたりして育ったわけではなく、むしろ田舎のお母さんは「東京で辛かったらいつでも帰ってきてね」と見守ってくれてたり、いつもさなの味方をしてくれてた。幼い頃海外で生活していた時期もあったみたいで、現地で特に友達ができないとか内に籠った等の記述はなくお母さんからの言葉の中でも海外でも良い人との出会いがあったようだ。一人娘で、家庭からの愛情も受けていたように思えた。

 

強いて原因を探るとすれば、物凄く負けず嫌いで人としてのエネルギーが高い。普通の人がOLやりながらキャバクラ、風俗で働き詰めの生活なんてまずできない。そんな体力ない。自力で死にものぐるいで勉強して有名大学（OBOGの結束がすごいと言ってたので早慶あたりと予測）への合格も手にする。そんな負けず嫌いさが、この男をゲットするまで、「頑張れば頑張る程（貢げば貢ぐ程）彼は自分に向いてくれた」と書いてある。そこらへんの粘り強さと、摂食障害にもあるような強迫観念と、全てが何だか悪い風にごった返した感じだった。

 

要するに、素質があった。でもさなはそういう素質＝モンスターは誰の心にも宿っていると主張している。彼女が堕ちるに堕ちた2年間もその前も「自分はそういう人間じゃない、そういう素質はない」と思ってたようだ。そこが恐ろしいところだと。大金をはたいて、ここまで身を削って捧げた金と気持ちと身体と時間。最後にはどうなって立ち直るのか、そもそもこの男が更正するのか、彼女が更正するのか、誰かヒーローが現れてくれるのか、ハラハラドキドキが止まらなく読み続けられた。

 

結果、すごくあっけなかった。結末があっけなさ過ぎて私はぽかーんとしてしまった。でもそれが現実なのかもしれない。どんなドラマチックな展開があれど終わりなんて、解決法なんてあっけないのかもしれない。それこそが現実なんだとなんとなく気持ち悪い余韻が残った。案外さらーっと適当に簡単に終わることなんてあるのかもしれない。大袈裟に書いてない分リアル感が増していた。

 

人は苦しい思い出は忘れたいと思うもので、トラウマという言葉は二度と同じ過ちを犯さないように脳が自分にリマインドをかけてくれて「またドジるなよ、気をつけてよ」と言ってる。それでも抹消したい過ちなんて腐る程ある。

 

彼女は強かった。傷を心にも身体にも負って「これを背負っていく」と力強く書いてあった。今幸せに暮らしていても1日に1度はこの壮絶な日々を思い出すそう。生きるって辛いなぁ・・・涙

 

全然関係ないけど、エネルギーが元々ある人が負に振った時が怖いなぁ・・・。エネルギーがある人はプラスの方向に意識して人や環境に身を置かないといけないなと改めて思った。

 

Kさんとも良い人生歩めてたらいいな・・・

 

P.S. タクミ（ホスト）は変わらずやってるのかなぁ・・・とか気になったり・・・笑

 

ユダ

♡2017年映画4作目♡
ジャンル　ノンフィクション
媒体　Hulu

何年か前にサンジャポでたまに出てたクルミさんが本の宣伝をしてて、Huluにその映画があったのでやっと観てみた。

ほぼ自伝らしい。埼玉でNo.1になって、その後歌舞伎町で頂点をを目指す主人公のお話。

本当にピンからキリまでのお客さんがいて、すごかった、、、。配役が物凄く良い。主人公役の水崎綾女さんもちょっとした暗さがすごくセクシーで、でも可愛くて。犯罪者・変態具合が似合い過ぎてる板尾創路さん・・・（というわけではないのですがそういう雰囲気漂い過ぎてる役で・・・）、純粋で通い詰めてくれたけど一歩間違えたら無垢さ故のストーカー気質の水橋研二さん。。。てか水橋さんはカメレオン俳優だったとは！キャスト画像探してたらこの映画の配役とは無縁ぽいイケメン画像が出て来てびっくりした。。。

とりあえず、キャバ嬢としての伸し上がりも半端ないし、周りを取り巻くライバルや客も生々しかった。やっとのことで愛せそうな男に出会ってもあぁなってしまうし。

やっぱり捨てるようなお金ってのは長く続かないし、ろくな出所じゃないのかも。ほとんどがね・・・。

著者の胡桃さん、今は幸せでいてくれてたらいいなぁ。

ユダ〈上〉―伝説のキャバ嬢「胡桃」、掟破りの8年間 (幻冬舎文庫)

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立花 胡桃
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ユダ〈下〉―伝説のキャバ嬢「胡桃」、掟破りの8年間 (幻冬舎文庫)

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