ヴィンセントが教えてくれたこと

♡2016年観た映画8作目♡

ジャンル　ヒューマン

舞台　ニューヨーク・ブルックリン

媒体　Tsutaya店舗

ヴィンセントが教えてくれたこと [Blu-ray]

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ポニーキャニオン (2016-03-16)
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子供が主役ってことと、Back To The Futureのマーティーとドグみたいな年齢差がある友情の話が好みで観てみた。

 

他のレビューで賞賛されてるほど劇的に感情が揺さぶれたというわけではないけど、柔らかい人間味のあるいいお話だった。きっと女性や子供も安心して観れる作品じゃないかな。

 

映画を観終わって、先日読んだ田舎のキャバクラ店長が息子を東大に入れた。に書かれたあった、「斜めの関係」の大事さを思い出した。子供には親等の家族の「縦の関係」、学校の友達等の「横の関係」それに加えて、近所のお兄さん、お父さんの友達、など直接利害関係とか血縁関係、所属してる組織など全く関係ないような「斜めの関係」が必要という話。この映画を観ても改めてそうだなと感じた。

 

主人公のオリバー、その元いじめっ子だけど移民コンプレックスのある友達、オリバーの母親でシングルマザーのマギー、隣人の社会不適合っぽいヴィンセント、そしてヴィンセントのロシア訛りの売春婦のダカ、みんなこの物語に欠けてはいけない個性的な愛らしいキャラクターだった。

 

日本ではよーいドン！で同じ歳の子と一緒勉強なり何なりをスタートさせたり、最近はそうでもないかもしれないけど、1つ2つ年齢が違うだけで上下関係ができたりで、映画の中の12歳のオリバーと定年後のヴィンセントの友情なんてものは存在しないに近いかもしれない。でも私はそういう関係こそすごく憧れる。もっと年齢だったり違う分野の人達と話し合えたりすることが、新鮮ですごく嬉しいと思う。きっとその世界の方が、自分と違う常識や考えを持った人たちに寛容になれるような気がする。そんな世界で生きたいなと改めて思った。