沈黙入門 小池 龍之介

 ♡2016年読んだ本17冊目♡

ジャンル　哲学、宗教 

沈黙入門 (幻冬舎文庫)

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小池 龍之介
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おしゃべりな私がこんな題名の本を読んでるなんて、親しい友人に知られたら笑われそうだε-(´∀｀; ) さらっと立ち読みして普通の教えっぽい本とはなんか違う口調だなと思って読み始めた。

 

結構ズバズバと「現代語で」主張するお坊さんってこれまでにいなかったような（とかいってそんなにお坊さんの本を読んできたわけではないのだが）。まず目次だけでドキっとした笑

 

　・あふれる自分語りにウンザリ」

　・かけがえのない私という現実逃避

　・みんなコメンテーター気取り

　・批判しながら依存する奴隷の心理

　・本音も正直もくだらない

　・不幸を幸せに感じるマゾヒズム

　・正論を語ってもしょうがない

　・「すみません」＝「変わりません」

　・「あなたのためを思って」という迷惑

　・批判の裏には自慢が隠れている

　・正当化されるものほど、うさんくさい

　・「あいつはダメ」＝「私ってステキ」

　・自覚がある人もない人も文句タラタラ

　・不安な人ほど自分の正しさを言い張る

　・良い子のフリで自分をごまかす

　・正論で論破しても損するのは自分

　・親切は相手にバレないようにこっそりと

　・嫌な言葉も念ずれば「ただの音」

　・生きるも死ぬも独りきり

　・喜怒哀楽の刺激はファストフード

 

いかに沈黙すること、自分の煩悩、周りのノイズ、その他もろもろの中、その日その日をただ淡々とやり過ごすことが難しいか。何も大げさに反応せず、何もケチをつけず過ごしてみる。そういったことから解放されて心穏やかに生きる。そんな作法を教えてもらったような。はちゃめちゃな私でも少しは楽に穏やかになれそうなヒントがたくさん散りばめられたいい一冊だった。これは手元に置いておこうかな♪