美女のトーキョー偏差値

 ♡2016年読んだ本9冊目♡

 ジャンル　エッセイ 

美女のトーキョー偏差値 (角川文庫)

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林 真理子
角川書店
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続いてる、真理子ワールド。仕事に、恋に、美貌に、都会生活に野心たっぷりの女性を刺激しまくる真理子ワールドでござる。既婚、未婚関係なく、読者が純粋に美しくなりたいという衝動にかられるような文章を書く人。林さんみたいにそんな「欲」を全肯定して応援してくれる人って、実は少なかったりもするよね。

 

また、女に対しての話が多いと思いきや、男への洞察も多いところが面白い。「ドウカツ男とウンチク男」はまさに頷けるところがたくさんあった。「美女は野次ればイチコロ」という男のコメント・・・すごくわかる気がした。どうも冴えない男なのに美女ばっかりどんどん手に入れてて（そして決して一つ一つの関係が続くわけではなく）、そういう男はこのテクを使ってることが多い。金融日記の恋愛工学でも藤沢さんが書いてたっけｗ


意外だったのはトロフィー・ワイフに賛同してたこと。ミスチルの桜井さんなんか典型的な例なんだけど、「売れるまで見守ってくれた妻を成功したら捨てるなんて！」とフェミニスト的に言いそうと思ってたんだけど、むしろ男に対して良かったねというスタンスだ。ふむ。ここまできて、林真理子さんが男よりの考えか、女よりの考えなのかわからなくなったｗ 中性的っちゃー中性的。

ということで、まだまだ知らない真理子ワールド。引き続き探るべし。